【症例報告】口が開かなくなり、2日間食べることができなかった顎の痛みが消失
【今回の症例】
【性別・年代】60代女性
【主な症状】左顎の痛み(口が開かない)、腰痛、右手首の痛み
【経過】一度目の施術で口が開くようになり、真っ直ぐ立てなかった腰痛も痛みは残っているものの、真っ直ぐ立てるようになった。手首の痛みもなくなった。
【アプローチ】顎関節、頸椎の調整、骨盤の位置、仙腸関節、右手首の調整
はじめに
今回ご紹介するのは、口がほとんど開かない状態になり、2日間食事ができなかったほどの顎の痛みに悩まされていたご来院者の症例です。
その他にも、立っているのがツライほどの腰痛があり、右手首もご本人がおっしゃるには、腱鞘炎だとのことでした。
普段は鍼灸院に通院されており、定期的に痛くなる顎の痛みを施術してもらっていたそうですが、急な痛みのため、当院に来院されました。
初回の施術で顎が開くようになり、腰痛、手首の痛みも回復されています。
来院時のお悩み
- 左顎の痛み
- 口がほとんど開かない
- 肩こり
- 腰痛(立っているのもツライ)
- 右手首(腱鞘炎)
- 口が開かず、2日間食事もできていなかった
- 何度も顎が痛くなるため、根本から改善したかった
当院で確認した身体の状態
まず、10年以上前に右股関節の手術をされており、人工関節が入っているため、右側に重心をかけづらいのか、骨盤がかなり左に引っ張られていました。
触診してみると、左の仙腸関節が非常に硬くなっており、周辺の組織も動きが悪くなっており、腰椎で仙腸関節の動きをカバーしているように感じました。
そのため、上半身はバランス保つために右側に片寄り、回旋している状態となり、右手首の動きも悪くなっていました。
お仕事柄、キャリーケースを持って移動することが多く、身体の歪みが大きいのは、それも関係あるかもしれないとのお話でした。
当院での施術
・顎関節の調整
・頭蓋調整(SA)
・頸椎の調整
・肩甲骨の位置の調整
・骨盤の調整
・腹部(引っ張られている箇所への施術)
などを行いました。
経過
初回後、次の日には、顎の痛みはまだ少し残っているものの、口が開くようになったと喜んでおられました。
腰の痛みもかなり軽減され、かなり動きやすくなったとのことです。
右の手首には、まだ少し痛みが残っているとのことで、今後施術を継続させていただきます。
施術者の考察
今回は「口が開かず、食事も取れなかった」ほどの顎の痛みでお困りの方でしたが、”顎の痛み”は、「顎だけ」に問題があるわけではありません。
下半身、骨盤の位置の悪さ、いわゆる歪みを上半身で補正し、首や顔の位置、目線なども補正してきた結果、最期に「顎の位置」でバランスを保っていると言われます。
今回のご来院者の方も、10年前に右股関節の手術をされており、それをカバーするかのように骨盤が左へ大きく流れてしまっていました。
骨盤が左へ行けば、今度は上半身が身体が倒れないように右側に寄ります。
そうなると、頸椎や顔の位置も補正するようにズレが起こり、顎関節症へとつながっていました。
顎関節周辺、つまり側頭部は右側の方が硬さがありましたが、実際に痛みがあるのは左だということで、左の顎関節が過剰に動いているのではないかと判断しました。
実際に、頭蓋を含めて位置を変化させると、すぐに口が開きやすくなりました。
しかし、上述しましたが、問題は顎だけにあるわけではなく、全身のバランスを整えて行かなければ、すぐに痛みが戻ってしまいます。
「食いしばり」の習慣も顎の痛みと大きく関係します。
歯は本来少し離れているのが理想です。触れ合うだけでも、かなり歯にとっては比重がかかります。
実際に今回のご来院者の方も「食いしばり」を自覚されていました。
食いしばりをなくすことが理想なのですが、食いしばることでβエンドルフィンという脳内物質が出るとも言われ、ストレスの緩和のために「食いしばり」を利用している方も多くいらっしゃいます。(ご本人は無自覚ですが)
まずは、ストレスを感じる環境なども影響していることを理解していていただき、心身ともにちょい状態を保つことも大切だということをご理解いただく事も回復へのステップだと思っています。
それともう一点、顎関節症の多くは、嚙み合わせに原因があるわけではないと当院では考えています。
「嚙み合わせが悪い」と歯を削られることもありますが、、、歯は削ってしまうと二度と元には戻りません。
その前に、やれることがあるのではないかと考えます。
ですから、顎の痛みでお困りの際には、嚙み合わせだと諦める前に、ぜひ当院にご相談ください。
このような方はご相談ください。
- 顎関節症だと言われた
- 口が開かない
- 口を開けると音が鳴る
- 首の痛みや肩の痛みがある
- 慢性的な痛みから急な腰の痛みになった
- 手術はできるだけ避けたい
- 原因を詳しく知りたい
- 根本的な改善を目指したい
- 再発を予防したい
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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