慢性腰痛への対処方法

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日本の慢性痛への対処方法は、欧米や諸外国と比較すると20年~30年遅れていると言われています。

「慢性痛」とは、3か月以上同じ個所に痛みが続いている状態のことを指します。

例え、骨が折れたとしても3ヵ月経過すれば、くっ付くと言われますので、ぶつけた転んだなどの場合に限らず、それ以上経過するのは、その痛めた組織自体は回復すると考えられます。

(院長である私は)横浜市立大学附属市民総合医療センターのペインクリニックが主催する「慢性疼痛診療研修会」に参加して来ました。

テレビなどにもよく出演されている「北原雅樹先生」が中心となり、医師、看護師、介護士、理学療法士、鍼灸師などの医療関係者とともに「慢性疼痛」に対してのアプローチや評価の仕方などを学び、ディスカッションするという研究会です。

慢性疼痛に対して、まさに最先端の情報を学ぶことができ、普段あまりお話を聞く機会もない医師や看護師の方々のお話も聞ける貴重な場でした。(「厚生労働省 平成30年度慢性疼痛診療体制構築モデル事業」の一環として行われています。)

内容としましては、Red Flag の評価(危険な痛みの見分け方)、薬や運動療法の実際など多岐にわたり、私達の治療院としてのアプローチと異なる方法を勉強することができ、「慢性痛」に対しての最新の情報を学ぶことができました。

日本の慢性痛へのアプローチは、遅れていると冒頭で申し上げましたが、こちらはまさに世界的にも最新の情報だと感じました。

「手術」と「薬」

薬

最初に申し上げておきますが、私は「整形外科」を批判したいわけではありません。

患者さんのことを第一に考え、様々な可能性を否定せず、柔軟な考えをお持ちのとても優秀な整形外科医の先生もいらっしゃいますし、骨折などは整形外科を頼らなければいけない時もあります。

ですから、整形外科自体が悪だと申し上げているわけではなく、そのやり方に問題があるケースがあります。

整形外科は、切ったり骨折したり、急を要する場合の対処には非常に優れていますが、「慢性痛」に対してのアプローチは、残念ながら現状ではほとんどがお手上げ状態です。

その代表として、「痛み止めの薬」と「手術」ですが、そのどちらも現在では、ほとんどが首を傾げてしまう結果しか出ていません。

痛み止めは、その場の痛みはなくなるかもしれませんが、薬の効果が切れた時には、また痛み出しますよね。

「つらい痛みから解放されたい」というお気持ちは理解できますが、痛み止めには様々な副作用が報告されており、胃腸障害や腸閉塞などのリスクも高まると言われています。

まして、痛みをごまかしているだけなので、いつになったら痛みがなくなるのかという不安は、消えないままです。

「手術」にしてもそうです。

当院には、「手術をしたけど、痛み変化がなかった」、「半年後にまた痛くなった」などという方々が御来院されます。

手術をしたはずなのに、痛みが取れていないんです。

手術が失敗したんでしょうか?

いえ、「手術は成功しているはずだ」と医師からも言われ、それでも痛みが取れず、どうしたら良いか分からないから、当院にいらっしゃるんです。

電気やリハビリをしても変化がないから、わざわざご自身で探して来られるんです。

今やテレビなどでも、「椎間板ヘルニア」、「脊柱管狭窄症」などに対し、手術はしないほうが良いという情報も流れています。

もちろん、中には手術をすることで良くなる方もいらっしゃると思いますし、必要な方もいらっしゃるでしょう。

それは否定できません。

しかし、多くの場合で「慢性痛の場合には効果があまり出ていない」ということが欧米では言われ始めており、違ったアプローチが求められています。

何度も申し上げますが、整形外科自体を批判しているのではありません。上記の内容は、過去に整形外科が何十年も続けてきた結果に基づいた話です。

何十年と同じアプローチを繰り返してきましたが、日本から慢性痛で悩む人の数は減ったでしょうか?

いえ、むしろ慢性腰痛で悩む人の数は、年々増加の一途を辿っているのが現状です。こうした記事も参考にされてみてください。)

慢性痛で悩む人が減っているなら、現在のアプローチを続ければ良いかもしれませんが、そうではない現状があるのなら、違ったアプローチをして行くべきですよね。

慢性痛と運動

腰痛は安静にしない

慢性痛に対し、「運動が有効だ」という論文は、数多く存在するそうです。

しかし、逆に「安静が慢性痛に有効ですよ」という論文は一切存在しないそうです。

痛みがあるから、何となく動かしたくない、動くのが怖い、心配だというお気持ちは理解できます。動かすことで、「また痛みがひどくなるんじゃないか」と不安な気持ちになってしまいますよね。

でも、「筋トレ」を考えてみましょう。

「筋トレ」とは、(鍛えたい部分、つまり腹筋なら腹筋)その部分に負荷をかける行為で、負荷をかけることで、同じ負荷がかかっても耐えられるようにと筋繊維を太くすることが、筋肉を肥大させるわけです。

ということは、負荷をかける(負担をかける)とその部分は強くなるんですね。

腰痛の方に多いのは…

  • 絶対前かがみにはならない
  • 重いものは絶対に持たない
  • 腰に負担がかかることは、極力しない

そういった方が多いですよね。

しかし、腰へ負担をかければかけるほど、その部分は強くなるんですよ。

腰にもちゃんとした立派な筋肉があります。

ということは、負担をかけないようにするということは、その筋肉に「負荷がかからない → 弱くなる」ということになってしまうんです。

もちろん、無理をする必要はありませんが、「安静」にし過ぎると、自分自身を守るためにやっていた行為が、逆に自分を苦しめる結果になってしまいかねません。

実際に筋トレをした患者さんが

インスタグラムから

2018年の話になりますが、「ひざ・股関節の痛みは週1スクワットで治せる」の著書である、整形外科医の小島先生の講演&「人生を変える幸せの腰痛学校」の著書である伊藤かよこ先生との対談に参加して参りました。

いわゆる「常識」と言われていることや、当たり前だと思い込んでいることは、本当にそうなのか、常にそういう視点から物事を見つめるべきだなぁと改めて感じ、効果的な筋トレの方法、そして小島先生の実際の指導法まで学ぶことができ、大変勉強になりました。

小島先生は、ご自身のクリニックでもほとんど痛み止めなどを使用することはなく、70歳だろうが80歳であっても効果的な筋トレを指導し、実際にやってもらうそうです。

そうすることで、ご自身の力で回復される方が非常に多いそうです。

慢性痛の原因は、一つではなくいくつも要因が考えられると思うのですが、その一つに「筋力不足」が挙げられます。

長年痛みがあって、「痛いから動かさない」という状態が何十年も続くと、その部分の筋肉は当然ながら弱くなります。

膝の痛みなどもそうです。痛い → 歩けない(運動できない) →  筋力低下

そうしたことになります。

※ストレッチや「ウォーキング」などは、筋肉痛にならない「日常運動」になってしまいます。何時間その運動を続けても、筋力がアップするわけではありません。

当院の慢性痛へのアプローチは

カウンセリング

ここまで長々と書いて参りましたが、では実際に「慢性痛」に対し、どういうアプローチをして行けば良いのか?当院が考える慢性痛」に対する考えです。

まずは、上記しましたが、慢性痛に至った原因は一つではありません。

椎間板ヘルニアなら、そのヘルニアと呼ばれる部分も原因かもしれませんが、それだけではないということですよね。

長年、負担をかけないようにしてきたせいで、筋力が低下しているのかもしれませんし、そもそも筋肉が張っているのかもしれません。

また、誤った情報に踊らされるということも考えられます。

椎間板ヘルニアは、手術をしなくても白血球が食べてくれるという報告もあるんです。一生そのままというわけでもないんですね。

しかし、そういう情報も実際に知らない方も多いわけです。

そうした正しいと思われる情報も、皆さんにお教えして参ります。

決して、「これさえやれば大丈夫」と一つに絞るようなことは言えません。

しっかりお話を伺い、問題点をお互いが理解し合うことが大事だと考えています。

その上で、施術であったり運動指導であったり、正しい知識を持っていただくためにもお話させていただくこともあります。

もちろん、当院がやっていることが100%正しいという保証があるわけではありません。ただ、常に勉強は続けています。

医学は日々進歩しておりますので、誤った情報に踊らされることのないよう、患者さんだけではなく、私達が気を付けていかねばなりませんね。

ここまで、長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

施術の流れ

院長からのメッセージ

「当院が大切にしていること」

当院では、ご来院のお一人お一人に、「痛みや症状によって制限をされたり、振り回されたりするのではなく、その人らしく生きていけるようになってほしい」

と願いながら、日々、真摯にご来院の方々と向き合っております。

・旅行に行きたいんだけど、長い時間座っていられないから…
・腰さえ痛くなければ…
・頭痛がなければ、もっと仕事もできるのに…

そういったお声を、よく耳にします。

痛みや症状によって、やりたいことができなかったり、色々なことに制限をかけたり、躊躇してしまったり…そういった方が非常に多いと感じます。

「痛みによって、自分の人生が左右されてしまうこと」

それは、人生を楽しんでいる状態とは言いにくいですよね。

当院では、決して「痛み」や「症状」だけを追うのではなく、あなた自身の思いを大切にしたいと考えております。

知らず知らずのうちに、「制限」をかけていた日常から、あなたの未来が、少しでも明るく前向きになり、理想とする「未来」に向かってあなた自身が自立して歩めるように、「身体」と「心」の状態を整えて行く。

「毎日を楽しめる。」

その第一歩を当院で踏み出してみませんか?

  よこはま山手治療院 院長 中野貴博

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この記事を書いた人

院長

中野 貴博(なかの たかひろ)

横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師

「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現したいただくため、日々施術を行い、「常に成長」をするため学びを続けている。

昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)

血液型O型

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腰痛

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