患者さん
30代 女性 主婦
来院動機
友人のご紹介
症状
慢性的に腰痛を感じており、「このままだと良くないな」と思いながらも、何とかごまかして来た。
初回のご来院の数日前に、痛みがかなり強くなり、前々からお友達の方から紹介されていた当院にご来院。
横になっていれば痛みはひどくないが、立ったり座ったりの状態が辛く、身体を起こすことにも。痛みが強く出る。
当院にご来院前の治療方法
上記致しましたように、慢性的に腰痛を感じていらっしゃいましたが、特にどこかに通院されてはいないとのことでした。
しかし、今回急激な痛みが出たことで、整形外科を受診。
「椎間板ヘルニアになりかけている」と言われ、「不安」が強くなり、これは何とかしなければと、当院にいらっしゃることをご決断されました。
当院での施術
まずは、強い痛みを抑えるように施術を行いました。
結果的に一度目の施術で、痛みはかなり軽減されました。
施術前には、動きに制限もかなりありましたが、施術後には立ったり座ったりの動作は行うことも可能となり、患者さん自身もホッとされているご様子でした。
施術としては、仙腸関節の動き、腹部の緊張、身体の傾きも大きかったため、全体のバランスを整えるようにも施術を行いました。
経過
日常生活の動きも制限されているような状態でしたので、「生活の質」という面では向上しましたが、慢性的にあった腰痛を改善して行くためにも、週に一回の施術を提案し、1~2か月ほど施術を続けました。
それから2週間に一度の施術になり、現在は月に一度の施術を行っています。
たまに腰痛を感じることもあるとのことですが、「ここに来れば何とかしてもらえる」と思うと、日常生活も安心して過ごせるとのことでした。
何度も申し上げることですが、痛みや症状は「結果」に過ぎません。
ぶつけた、転んだなどの急性症状の場合ではなく、慢性痛の場合…
「結果」に至るまでの「過程」は、やはり「患者さん自身の身体の使い方」、日常生活での「運動習慣」や「姿勢」つまり「生活習慣」によることが大きいわけです。
「筋力低下」によっても痛みは起こりますし、心理的な要因や、誤った認識によっても起こり得ます。
痛みは一つの原因で起こるというよりは、様々な要因を考慮しなければなりません。
その場しのぎの対処を繰り返すことが悪いとは申しませんが、「痛みに日常生活が縛られる」よりも「痛みに振り回されない生活」の方が良いのかなと感じます。
考察
- (どこかに)痛みがあるけど、時間がないし…
- 痛みがあるけど、何とかごまかせば…
- 痛くなったら、痛み止めや湿布を貼ればいい
日常的に身体のどこかに「痛み」を感じている人は、多いのではないでしょうか。
上記のようなことも、当てはまる方も多いかもしれませんね。
しかし、「痛み」は身体からのサインとも言えますので、そのサインを見逃し続けていると、後にもっと痛みが…ということも少なくありません。
まして、ご自身で運動をする習慣や、気を付けていなければ、そうなってしまう確率も高いでしょう。
「時間がない」ことも理解できますが、ご自身からのサインを見逃さず、ご自身の身体をもっと大切にしてあげた方が良いかもしれません。
ご自身の身体に鞭を打っていても、状況が好転することの方が少ないように思います。
無理をしているから、「無理しないで」と身体がサインを送っているのかもしれません。
今回ご紹介した患者さんに対して、当院での施術が、何らかの「気付き」となれたことが、施術者としても嬉しく思います。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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よこはま山手治療院でございます。