膝の痛みの症例3

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膝の痛みによる症例(高齢の場合)

患者さん

80歳代 女性

普段は座っていることが多く、運動もしない

来院動機

娘さんが、当院のホームページをご覧になり、良さそうだとご来院。

症状

左膝の痛み 動き出しや、座っていて立ち上がる時などに最も痛みがある。

 

歩行時にも痛みがあるが、そこまでO脚がひどいわけではなく、痛む箇所としては、膝蓋骨の下側やや外側。

 

高齢の方に多いのは、膝の内側の痛みであるが、今回の患者さんは、そういった意味合いでは当てはまらない。

 

整形外科に行くも、そこまで変形がひどくないと言われたらしいですが、結局は何もリハビリ?くらいしか整形外科では対処することができず、どうしたら良くなるのか、困っておられる様子でした。

 

 

当院にご来院前の治療方法

レントゲン検査

整形外科で、画像診断を受けるも、異常なしと診断される。

 

  • 整形外科にてレントゲン検査
  • 湿布

 

湿布をもらって帰って来るだけだったとのこと。

当院での施術

施術の様子

これは、当院にご来院いただいた患者さんにはお話させていただきますが、整形外科で「手術が必要だ」と診断を受けたとしても、必ずしもそうとは言えません。

 

実際に、当院で「手術が必要」と診断された方々が、手術をすることなく、現在も運動をしたり、普通に生活を送ることができています。

 

今回の患者さんは、幸いなことに良心的な整形外科の先生で、「異常はない」と診断を受けることができましたが、「老化現象」で痛みを取るには、手術しかないと80歳を超える年齢の方にまで、手術を勧める医師もいます。

 

それが悪いとは言いませんが、果たして本当に必要なのかとも思います。

 

手術をするということは、人工的にケガをさせることでもあります。

 

筋肉を直接傷つけるわけですから、術後はしばらく入院が必要ですよね。

 

動かすことができない → 筋力低下

 

落ちてしまった筋力を回復させるためには、相当なリハビリ期間が必要ですし、もし手術で痛みが引いたとしても、元通りに生活できるまでは、かなりの時間が必要かもしれません。

 

当院の施術方法としては、「膝蓋骨」、「骨盤周囲」、「足関節」の各関節の調整を行います。

 

また、今回の患者さんは、立ち上がる時に痛みが出る → 曲げている状態から伸ばす動作で痛みが出る

わけですから、関節面の操作も行い、曲げ伸ばしの動作がしやすい状況を作りました。

 

また、日常生活で気を付けてほしい歩き方の指導を行いました。

経過

週に一度の施術で、先日3回目の施術を行いましたが、ほとんど痛みは消失しました。

 

膝の痛みに加えて、両方のハムストリングスにも痛みがあるとのことで(ご来院時から)、膝の痛みがなくなってからは、さらに坐骨神経痛に対する施術を行っていくことになると思います。

 

患者さんとしても、膝の痛みがなくなったことで、非常に驚かれ、喜ばれたことで、私としても嬉しく思っております。

 

普段はお家で座っていることが多く、「筋力低下」の危険性、施術で筋力は増やしてあげることができないといったお話などもご理解いただき、スクワットも指導させていただきました。

 

できる範囲で続けていただき、今後また同じ痛みに悩まされないようにして行きたいですね。

考察

今回の患者さんは、

「軟骨がすり減っている」
「膝が変形している」

といった診断を受けなかったため、治療がスムーズに進んだように思います。

 

もし、上記のように病院で言われていたとしたら、「老化」や「軟骨の形状」は良くならないという思い込みや、すり減った画像などを見せられると、「あぁ、自分の膝ってこんなに悪いんだ」と思ってしまいます。

 

そういった状態になると、「痛みがあって当たり前」、「痛くないはずがない」という思いを持ってしまいます。

 

そうなると、常に膝の状態が気になり、いつも膝の周囲に「注目」してしまう、つまり自身の膝に対し、「警戒心」を持つことになります。

 

「警戒」とは、「緊張」です。

 

「緊張」とは、つまり筋肉を硬くすることですから、膝の周囲の筋肉が硬くなり、痛みが出やすい状態を自分で作り出してしまうことになります。

 

しかし、実際には軟骨の形状と痛みの相関関係はなく、軟骨がすり減っている人でも、痛みが出ない人も大勢います。

 

20歳の時と、80歳の膝を比較すれば、それは何らかの違いは出るとは思いますが、それが痛みと関係しているかどうかは証明できません。

 

ですから、そういった思い込みや先入観を持たずに施術が行えたことが、早期の回復につながったと考えられます。

 

実際に、呪縛のように「自分の軟骨はすり減っているから」と考える患者さんは、思い込みを外すまでかなりの時間が必要な場合もあります。

 

もし、そういった場合でも、もちろん当院にご来院いただいて、回復されている方も多数いらっしゃいますので、諦めずにご相談くださいね。

 

この記事を書いた人

院長

中野 貴博(なかの たかひろ)

横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師

「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現したいただくため、日々施術を行い、「常に成長」をするため学びを続けている。

昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)

血液型O型

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