手術を勧められたものの当院で改善された「脊柱管狭窄症」の症例

 

手術を勧められた脊柱管狭窄症の症例

ご来院者

80代 男性

来院動機

 

ご来院者の息子さんが当院で施術を受けておられ、病院で手術が必要と言われたお父様を「何とか治せないか?」と連れて来られました。

 

症状

 

・前かがみの姿勢で腰からハムストリングスが痛む
・ゴルフができない
・動くこともできない日々が2~3ヶ月ほど続いた

 

上記が主な症状で、頻繁に行かれていたゴルフも行けず、毎日ご自宅でふさぎ込むように過ごしておられたそうです。

 

当院にご来院前の治療方法

 

整形外科を受診し、脊柱管狭窄症を治すためには手術しかないと言われ、湿布やコルセットをもらって帰って来たそうで、80歳というご年齢もあり、手術はしたくないと自宅で安静に過ごす日々。

 

「電気療法」や「温熱療法」などにも通院しなかったそうです。

当院での施術

院長 施術

 

まず、前提として「脊柱管狭窄症」と診断されても、必ずしも手術をしなければいけないわけではありません。

 

「椎間板ヘルニア」にしても、「変形性腰椎症」にしても、それらは単に「腰椎の状態」を表しているだけで、「痛み」や「症状」と直接関係していないことが、慢性痛の研究でも分かってきました。

 

ですから、80歳を超えてから手術をするメリットなどなく、むしろ長期の安静によって「筋力低下」が起こり、余計に「痛み」が悪化することにもなりかねません。

 

そういった説明を最初に行い、ご納得していただき、「安心した」とおっしゃっていただきました。

 

お身体を拝見すると、右の仙腸関節付近がかなり硬くなっており、骨盤も右にスライドしていたため、それらを整える施術と、ご自宅でできる体操もお教えしました。

 

ゴルフがお好きな方であったため、腹斜筋などの張りも強く、それらを弛める施術も行いました。

 

経過

 

初回の施術から、あまり日を置かずに施術をしたかったのですが、私(院長)の予約が埋まっており、2週間後にご来院。(息子さんのご紹介であったため、私が担当させていただきました)

 

日を空けすぎたかなと考えておりましたが、2回目のご来院時には、かなり痛みがなくなったとおっしゃられ、初回施術の3日後に、ゴルフにも行かれたとのことでした。

 

最初はカートでお友達に着いていくだけと思っておられたそうですが、やってみたらできたそうで、とても喜んでおられました。

 

もちろん、痛みがゼロになったわけではないですが、あんなに痛くてできなかったゴルフができたことをとても喜んでおられました。

 

2回目の施術後も、段々と痛みが消失していることを実感していただきました。

 

考察

 

今回の場合は、「できない」と思い込んでおられたと申しますか、整形外科で安静にするように指導されたそうで、当院ではどんどん動かすようにと逆の指導を行いました。

 

そういった脊柱管狭窄症への「認知」を変化させたことも、初回でかなりの変化が出たのではないか思います。

 

慢性化した痛みは、「安静」にしていても改善に向かう可能性は低く、できる範囲で動かした方が良いと、慢性痛に対する認識も変化してきました。

 

施術中にもよく申し上げますが、「慢性痛に運動が有効である」という論文は多数存在するが、「安静が有効である」という論文は存在しないんですね。

 

もちろん、急性痛の場合には(骨折していたら安静にせざるを得ませんよね)その限りではありません。

 

しかしギックリ腰などでも近年では、「動かせる範囲で動かす」、「できることをする」ことが推奨されるようにって来ました。

 

正しい知識を持つこと、誤った認識を持ってしまうことで、痛みを長引かせてしまっている方も多くいらっしゃいます。(認知の歪み)

 

整形外科でそういった指導を受ける、テレビなどのメディアでの情報でそう思い込む、一度認識してしまった情報を変化させることはなかなか難しいことですが、根気よくお話していくことも大事だなと、今回改めて感じさせていただきました。

 

この記事を書いた人

院長

中野 貴博(なかの たかひろ)

 

横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師

 

当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。

 

昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)

 

血液型O型

 

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