ご来院者
50代 女性
来院動機
近所の方に紹介されたとのことです。
症状
きっかけは特に思い当たらないとのことでしたが、ある時から
・歩行時に左の股関節が痛む
・屈曲、外転がしづらい
・階段も登りづらい
等の症状がありました。
当院にご来院前の治療方法
整形外科を受診し、股関節自体が若干狭くなっている(隙間が少しなくなっている)と言われたものの、すぐに手術が必要ではないと診断を受ける。
しばらく様子を見ましょうとのことで、湿布、電気療法などを行うも改善されず、近所の方に相談されたところ当院を紹介されたとのことです。
当院での施術
「股関節の痛み」では、そもそも股関節自体の変形が起こっている場合、手術を選択される方もいらっしゃいます。
それがいけないわけではなく、実際に手術をすることでQOL(生活の質)が向上することもあります。
他の症状では、あまり手術は勧めないことがほとんどですが、股関節の場合は注意して診るようにしています。
しかしながら、今回のご来院者の方は、可動域に制限はあったものの、手術が必要な段階ではなく、
・股関節の操作
・関節面の操作
・足首、足裏を整える
といった施術を行いました。
経過
一度目の施術で可動域がかなり回復され、痛みも少なくなったとの報告を受け、3回目の施術で痛みは消失したとのことでした。
歩行時、階段での痛みもなくなり、今では普通に動けるようになったと喜んでおられました。
出掛けることが怖くなくなり、生活がしやすくなられたとのことです。
今は、少し間隔を空けながら、痛みが出ないように通院されています。
考察
当院には、「股関節の痛み」で来院されている方は数多くいらっしゃいます。
中には、かなり可動域も悪く、手術を勧められているものの、「手術はしたくないから」と当院の施術で何とか頑張っておられる方もいらっしゃいます。
また、すでに手術をして「人工関節」を入れられている方も来院されております。(人工関節であっても施術は可能です。)
そのような方も、腰痛がひどくなったり、背中の痛み、膝の痛み、肩こり、腕のしびれなど様々な症状に悩まされているケースが多々あります。
股関節は骨盤と大腿骨を結ぶ関節で、「骨盤」は身体の土台となる部分であり、下半身の歪みが上半身の歪みのもとになっていることがほとんどです。
股関節が痛むケースは、患側側に骨盤がスライド(並行移動)していることが多く、今回のご来院者の方も左側に骨盤が引っ張られていました。
骨盤がスライドするということは、上半身でバランスをとるため、腰や腹斜筋などが引っ張られることになり、腰痛の原因ともなります。
また、股関節が膝の痛みなどとも密接に関係しているため、気になる場合は、できるだけ早めに対処できればそこまで悪化しないようにすることも可能だと考えています。
特に、コロナ禍になり、外出が減ったり、座っている時間が増えた方も多いため、股関節の可動域も少なくなっている方が増えているように思います。
ご自身でストレッチなどを行うことも必要ですが、気になる場合は当院にご相談ください。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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よこはま山手治療院でございます。