肩こりの症例2

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肩こりの症例2

 

20年来の肩こりで今まで色々なところに行きました。

痛くなるとマッサージに行ってという繰り返しで、最近は仕事が忙しくなって、頭まで痛くなる状況でした。

クチコミが良かったこちらに多少遠かったのですが行ってみました。

今まで通ったマッサージとは違うのは、検査もちゃんとしてくれますし、私の話を聞いてくれたり、整体ってこんなところだったんだ、もっと早くにくれば良かったなぁと思っています。

きっと私と同じような人もいると思いますが、行ってみて欲しいなと思います。

前より肩もこらないし、頭痛になることもなくなりました。

ありがとうございました。

 

患者さん

50代 女性 デスクワーク

来院動機

長年、マッサージなどを受けて来たが、頭痛も出るようになり、そろそろちゃんと治したいと思い、口コミサイトをご覧になり、当院が良さそうだとご来院。

症状

20年来の肩こり。

最近は、頭痛が出ることが頻繁になり、そろそろマッサージで誤魔化すことにも限界を感じ始めた。

 

デスクワークで、「自分の肩こりは、治らない」とも思っていた。

当院にご来院前の治療方法

肩こりの女性

「治療」というよりは、肩こりがひどくなるとマッサージ屋さんに行っていた。

その場は楽になるが、またしばらくすると、「肩こり」の状態は元に戻る。

 

仕事柄、もう仕方ないものと諦めかけてはいたが、湿布や痛み止めなども、副作用があるため、あまり頼りたくないと思っていらした。

当院での施術

施術のようす

まず、何十年も「肩こり」の状態であることは、「肩こりがあること」が普通の状態になってしまっているんですね。

「痛いこと」が日常で、むしろ「痛くない」ことの方が、珍しいというか「非日常」となっている状態は、脳で「習慣化」してしまっている場合もあります。

幻肢痛などもそうかもしれませんが、習慣化してしまった痛みは、痛い方が普通の状態なので、ホメオスタシスの観点から考えても、変化させて行くことが難しくなります。

※ホメオスタシスとは、恒常性のことで、一定の状態に保ち続けようとする傾向のことです。

 

まず、この習慣化から抜け出せるように、「痛くないこと」の方が普通なんだよと、身体にも理解させることが必要になります。

 

マッサージを受けても楽になる状態であったため、施術を行えば、改善はされます。

しかし、大事なのは、その状態が続くこと、さらに良い状態にして行くことで、施術以外にも、日常生活で気を付けることであったり、習慣を変化させることを一緒に考えて行く必要があります。

 

ずばらしい施術の技術があって、一回で数字をゼロにできたとしても、そのゼロの状態が一生、永続的に続くわけではありません。

日常生活を送っていれば、また数字は増えてしまいます。

ですから、数字を減らすことはもちろん大事ですが、いかに「ゼロに近い状態を保てるか」を考えなければなりません。

そういった視点を持ちながら、施術を進めて行きました。

 

後述しますが、頸椎を整えたり、肩こりの筋肉を弛めるだけでは、また同じことを繰り返してしまうだけなので、今回の患者さんは、「誤った姿勢」を変化させるようにアドバイスを行いました。

経過

初回で頭痛になることはなくなる。

その後数回は、施術後は良いが、次の施術時には戻ってしまっていたのですが、姿勢の指導を行ったところ、今までは戻ってしまっていた肩のコリも、痛みを感じなくなっていた。

現在は、週に一度の施術から、3週間に一度くらいの施術で、(頭痛になるんじゃないかという不安はなく)安心して生活できているとのこと。

考察

理想的な姿勢

間違った姿勢

施術の様子

ピンと伸ばした姿勢は、一見きれいに見えるかもしれませんが、実際には身体を緊張させる「交感神経優位の姿勢」であり、あらゆる不調の要因となっています。

 

「正しいとされる背骨の角度」があり、座って腰椎を立てる姿勢などは、理想的な背骨のカーブを損なわせてしまいます。

 

今回の患者さんの場合も、

「姿勢に気を付けているんです。」
「肩甲骨を寄せたり、頑張っているんですけど…」

とおっしゃいます。

 

年十年も肩こりでお悩みの方は、ほとんどの方が、真面目でご自身でできることは、「頑張って」やられているんです。

人一倍、ストレッチもされるし、姿勢にも気を付けていらっしゃる。

 

しかし、視点を変えれば、頑張っているから、肩こりが良くならないとも言えます。

 

  • 背筋をピンと伸ばすことは、正しい姿勢とは言えません。
  • 肩甲骨を寄せる姿勢は、筋肉を緊張させ、余計に痛みを出しやすい状態となります。

 

人一倍頑張った結果が、何十年来の肩こりなんですよね。

でしたら、同じことをしていても、同じ結果が出るだけです。

 

日本人の多くは、「猫背」ではなく、「平背」の状態になっています。

 

「平背」とは、胸椎のカーブがなくなり、上記の右側の写真のような姿勢のことで、理想的と言われるカーブがなくなり、ピンと起こしている姿勢のことです。

 

胸椎のカーブがあることで、ストレートネックや腰痛にもなりにくい姿勢になるのですが、多くの方は、右側の写真の方が正しい姿勢だと思い込んでいます。

 

しかし、それは誤った姿勢教育の影響で、常に筋肉を緊張させることになり、その結果、多くの方が不調になっています。

 

当院にご来院で、特に何十年も辛い思いをされている方には、必ずと言って良いほど、誤った姿勢をしていますし、その姿勢が正しいと思い込んで、一生懸命その姿勢になろうと頑張っています。

 

しかし、それでは、自分で自分の首を絞めているようなもので、自分自身で辛い状態を毎日毎日作っていることと同じです。

緊張を作ってしまう姿勢よりも、「脱力」できる姿勢をになることで不調が改善されます。

 

当院では、そうした誤った姿勢を正しいとされる方向へと導き、文字通り、緊張がなくなり、もっと楽に生活していただけるようになります。

今回の患者さんも同様に姿勢指導を行い、今では楽に過ごしていただけております。

この記事を書いた人

院長

中野 貴博(なかの たかひろ)

横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師

「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現したいただくため、日々施術を行い、「常に成長」をするため学びを続けている。

昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)

血液型O型

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