ご来院者
40代 女性 横浜市在住
来院動機
もともと通っていた整体院があったとのことですが、その先生が引退なさったこと、遠方だったため近くの整体を探していて当院にたどり着いたとのことです。
症状
慢性的に腰痛がある(特に左側)
動きに制限などはなく、ずっと座っている時などに痛みがあり、肩こりも慢性的にあるとのことです。
当院にご来院前の治療法
上述しましたが、今までは子供の頃から通っていた整体院で施術を受けており、整形外科などは腰痛の症状では一度も行ったことがないとのことでした。
当院での施術
骨盤が左に移動しており、その影響で腰部左側に硬さが目立つお身体をしていたため、骨盤の位置を整える施術、そして胸腰移行部、胸椎12番~腰椎1番付近が過度に後彎しており、そこから腰神経叢を刺激し、腰痛を感じているものと推測されたため、そこを整える施術を行いました。
胸腰移行部に関しては、ご本人も「そこが出っ張って来ると、腰が痛くなる」「それを矯正してもらうと楽になる」とおっしゃっていました。
胸腰移行部に硬さがあるということは、肋骨の動きも悪くなり、横隔膜も動きが悪い、つまり頸椎から横隔神経が出ますので、首の施術(もともと肩こりもおありだったので)を行いました。
経過
先日の施術で3回目でしたが、回数を重ねるごとに痛みはなくなっていると実感され、ほぼ痛みもなく生活できているとのことでした。
初回から2回目までは2週間以上空いてしまいましたが、良い状態をキープできていたようで、良かったです。
考察
“慢性化”してしまった症状ほど「完治」させることは非常に困難になります。
慢性の肩こりや慢性の腰痛など、普段の生活習慣や運動習慣などが影響するものほど、「もう二度と痛みが出ない状態」にまで持っていくことは難しくなります。
「施術後は良いけど、しばらくすると痛みが戻ってしまう」ということは、生活習慣の中に何かしらの原因があるのかもしれませんし、筋力不足なども原因となることもあります。
「痛み」に対するバイアスだって原因になり得ます。
「自分は腰椎にヘルニアがあるから、痛くても仕方ないんだ」、「腰に爆弾を抱えている」と言われたことを真に受けて生活している人も数多くいらっしゃいます。
ですから、「完治させたい」のであれば、生活習慣から変えていく必要がありますが、定期的に施術を受けることも痛みを出さずに過ごすための一つの手段でもあります。
そういった意味合いで、今回の方は子供の頃から「整体を受ける」という習慣があったため、当院の方針も受け入れていただきやすかったのかと思います。
施術を通して、痛みが出にくい状態を維持していくことは可能であると考えておりますので、まずは今ある痛みの数字を減らし、ゼロに近い状態を保っていくためにお手伝いさせていただければと思っております。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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