ご来院者
40代 女性
来院動機
整形外科で「頸椎ヘルニア」との診断を受け、しばらくリハビリに通院したものの、全く痛みが改善されず、ネットでクチコミなどを参考にされた結果、当院が良さそうだとご来院されました。
症状
・左第1~3指の痛み
・首の痛み
・左上肢の痛み
・背中(やや左)の痛み
・頭痛
・自律神経の乱れ
などなど、左側に症状が出ることが多く、頭痛や自律神経の症状などにもお困りでした。
当院にご来院前の治療方法
上述しましたが、整形外科で電気療法などのいわゆる「リハビリ」を繰り返すも、ほとんど症状に変化はなし。
手術を勧められることもあったようです。
当院での施術
まず前提として「頸椎ヘルニア」と診断されたとしても、一生そのままの状態が続くわけではありません。
ヘルニアと言われる飛び出した部分は、白血球が異物として処理してくれると報告もありますし、数か月~数年後にもう一度画像を撮ると、消失している例も多々あります。
また、「ヘルニア」自体が痛みを引き起こすかどうかは、研究の結果でも疑問を持たれています。
ヘルニアが出ていようが、痛みを感じない人は感じません。
ヘルニアがある人全員に症状があるわけでなはないんです。
骨折してしまった人は、あまりに高齢でない場合は、圧迫骨折などで一部感じない人も稀にいますが、ほぼ全員が痛みを感じるでしょう。
しかし、ヘルニアや狭窄症、骨の変形では痛みを感じない人も多々いらっしゃるんです。
今回のご来院者の方は、「ヘルニア」と診断されましたが、手術をせず当院にご来院いただけたことを非常に良かったなと思います。
腕の痛みはやはり頸椎の歪みを整える施術を行い、首の筋肉の緊張を弛めるように施術しました。
また、頭痛や自律神経症状に対しては、身体全体の歪みやバランスを整え、頭痛や顎関節症の原因になっていた頭蓋骨の歪みも調整しました。
経過
症状が強かったため、ご来院者の方にご説明し、ご納得いただいた上で、最初は週に2度いらしていただき、段々と施術の間隔を広げていきました。
2ヶ月ほど通院され、いただいた感想のように症状がかなり回復されたとのことでした。
考察
頸椎ヘルニアに限らず、「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された方の中には、「もう一生良くならないんじゃないか」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、もう何度も申し上げていることですが、「椎間板ヘルニア」は単なる状態のことであり、必ずしもヘルニアだから症状が出るわけでもありませんし、白血球が異物として処理してくれるため、一生その状態が続くわけでもありません。
ですから、「手術をしないと治らない」といったこともありません。
今回のケースも整形外科に通院されていましたが、改善せずに当院にご来院されました。
整形外科での治療を否定しているわけではありませんが、骨折などの急性症状以外のいわゆる「慢性症状」に関しては、あまり効果は期待できません。
これは、自分自身で体験したからこそ言えることですが、電気療法や温熱療法、他動運動的なことを繰り返していても、症状に変化はありません。(時間の経過で治癒に向かうことはあるかもしれません。)
私の場合は、野球で肘を痛めましたが、投げない間は良いですが、また投げれば痛みが出るんです。
「なぜ痛みが出るのか?」に目を向け、そこを見直さなければ、また同じことを繰り返してしまうだけなんです。
今回の頸椎ヘルニアにしてもそうですが、なぜ「頸椎ヘルニアになるほど負担がかかってしまったか?」に目を向けないと、手術をしたところで再び同じことを繰り返してしまうだけです。
当院では、同じ痛みに悩まされないように、根本からお身体を整えて行きます。
レントゲン画像やMRIなどで、ご自身の状態を知って絶望感を感じてしまう方もいらっしゃいますが、手術だけが手段ではありませんし、当院で回復されている方も大勢いらっしゃいます。
もしあなたが「椎間板ヘルニア」などでお困りであれば、ぜひ当院にご相談ください。
この記事を書いた人
中野 貴博(なかの たかひろ)
横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師
当院のコンセプトである「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現していただくため、日々活動しています。
昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)
血液型O型
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よこはま山手治療院でございます。