【過換気症候群】(息苦しい、呼吸がしにくい)方の症例1

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「呼吸がしにくい」と訴える患者さん

患者さん

30代 女性 主婦

来院動機

知人で(違う症状で当院に通院されていた方)の紹介を受けた。

「自律神経」がおかしいと自分で感じていたが、どうしたら良いか分からなかった。

症状

もともと肩のコリは感じていたが、そこまでヒドいとは思っていなかった。

小学生と幼稚園のお子さんがおり、日々子育てに頑張っておられる時に、不意に呼吸が苦しくなる時があり、苦しくなった時には少しパニックになったようになってしまう。

当院にご来院前の治療方法

精神安定剤

病院に行くも、肺や心臓などの内臓には問題がなく、安定剤のようなものを処方された。

「ストレスが原因かもしれない」と言われはしたが、実際には薬以外には何も具体的な治療はなかった。

薬は飲みたくないと思い、知人に相談した。

当院での施術

カウンセリングの様子

まず、「呼吸」について。

「呼吸」は、生きて行く上で欠かせないものですから、「呼吸」画しにくいという状況は、大変お辛いですよね。

「過呼吸」という症状もありますが、「苦しい」と感じてしまうと身体は余計に「酸素」を取り込もうとしてしまいます。

息を吸う方は、交感神経が優位になると言われており、さらに苦しい状況になってしまいます。

過呼吸の場合は、袋を使って二酸化炭素の濃度を上げることで落ち着きますが、この患者さんの場合は、過呼吸ではなく不意に苦しくなることに悩んでおられました。

【施術】

まず、肋骨の動きが非常に硬く、横隔膜がうまく動いていない状況だったため、「肋骨の動き」、「呼吸の中枢」、「頚椎の調整」を行いました。

もちろん、身体全体の調整を行いましたが、そもそもなぜ呼吸が苦しくなるのかに目を向けて行く必要があります。

「ストレス」と一括りに言われてしまいますが、人によって出てくる症状が異なります。

  • 胃が痛くなる
  • 過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎になる
  • 血尿が出る
  • 円形性脱毛症

などなどが代表的なものでしょうか。

他にも色々と考えられますが、「過換気症候群」もその一種ですよね。

ストレスの自覚があって、胃が痛くなっても良いわけですが、なぜ呼吸なのかというところにも目を向けて考えた方が良いですよね。

当院では、ただお身体を施術して整えるだけではなく、患者さんとの対話も重視しております。

施術しながら、最適な対処を一緒に見つけて行くということも必要だと考えております。

経過

週に一度の施術を1ヶ月ほど続けてから、だいぶ落ち着きを取り戻す。

その後2週間に一度の施術を4ヶ月ほど続け、ほとんど息苦しさは感じなくなった。

苦しくなる時には、当初は「不意に」と感じていたが、慌てずに自分自身を観察していただくと、どういったタイミングで出やすいかなども理解していただけた。

「苦しくなりそう」だと分かると対処もできるので、感情やストレスを感じても、段々と対処できるようになった。

もともと、肩こりなど「緊張しやすい」ことはあったため、定期的に身体をチェックしていることは続けている。

考察

薬
  • 息苦しい
  • 動悸がする
  • パニック症候群

などなど、こうした症状は「自律神経失調症」という一言で括られてしまいます。

自律神経が乱れていることは確かにそうなのですが、病院での対処は、出てきた症状に対してのみ行われることがほとんどです。

しかし、本来は「なぜそうなったのか」の方が重要で、対処法を繰り返しても改善にはつながりません。

こちらの患者さんは、薬を服用することはありませんでしたが、薬によって気分をコントロールしてしまうと、その薬がないとコントロールできない体になるということでもあるのです。

もちろん、必要な時があるかもしれないことは否定しません。

しかし、薬を飲まないと気分をコントロールできない状態は、「薬物中毒」なんら変わりません。

それが正常な状態とは考えられません。

人間には様々な症状が出ますが、その場の対処だけに終わらず、根本を見直して行きたいですね。

もし、あなたが過換気症候群や呼吸がしづらいなどの症状がおありであれば、当院にご相談ください。

この記事を書いた人

院長

中野 貴博(なかの たかひろ)

横浜市中区の整体 よこはま山手治療院 院長 あん摩マッサージ指圧師

「痛みや症状に振り回されることなく、やりたいことをやりたい時にできる身体作りを目指すこと」を患者さんに体現したいただくため、日々施術を行い、「常に成長」をするため学びを続けている。

昭和54年8月20日生 石川県金沢市出身(横浜在住20年ほど)

血液型O型

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