「ボールが投げられない…」少年野球で右肩が痛くなった小学生が、初回の施術で投げられるようになった症例

 

「ボールが投げられない…」少年野球で右肩が痛くなった小学生が、初回の施術で投げられるようになった症例

はじめに

 

今回ご紹介するのは、少年野球をしている11歳の男の子の症例です。

 

練習や試合を重ねるなかで右肩に痛みが出始め、ボールを投げる度に痛みが出てしまい、投げることができなくなってしまいました。

 

保護者の方も「お子さんの痛い」と訴えることに心配されてのご来院でした。

 

当院で肩関節の位置、頸椎、肩甲骨、鎖骨などを整える施術を行ったところ、初回の施術後からボールを投げられるようになりました。

 

来院時のお悩み

 

  • 右肩が痛くてボールが投げられない
  • 痛みが出始めたのは9月初旬頃から
  • 【きっかけ:ポジションがキャッチャーで返球の際に投げ方が雑になっていた】
  • 【日常生活の動作での痛みの有無→投げる動作以外で痛みは出ない】
  • 痛みなく投げられるようになりたい、休みたくない

来院までの経過

 

もともと、ご両親が通院されており、院長の私自身が過去に野球で肩を痛めた経験があったことをご存じで、「院長先生にぜひ診ていただきたい」と相談を受けました。

 

整形外科にはまだ行っておらず、その前に当院での施術を受けたいとのことでした。

 

※成長期のお子さんの肩の痛みは、骨の成長部分に負担がかかっている場合もあります。

 

当院では、必要に応じて整形外科の受診をおすすめしています。

痛い肩だけでなく、身体全体を見る

 

投げると肩が痛い場合、「肩に原因がある」と考えるのが一般的です。しかし、ボールを投げる動作は、肩だけで行っているわけではありません。

 

首(頸椎)、肩甲骨、鎖骨、背中、体幹、そして足から骨盤の動きまで、全身が連動してはじめて成り立ちます。

 

そして、「重心の位置」も関わってきます。

 

重心の位置によって、肩への負担も変化するのです。

 

そのため当院では、痛みのある肩だけでなく、身体の連動性、そしてどこに負担が集中しているのかを確認します。

 

お身体の状態を確認して分かったこと

 

  • 右肩関節の位置【上腕骨頭、肩鎖関節などが前方へと転移】
  • 頸椎の動き【下部頸椎が右へ引っ張られている】
  • 右の肩甲骨の動き【肩甲骨も鎖骨と関節を形成しているので、動きが悪くなっている】
  • 投球動作での特徴【ちょうどボールを離すくらいの位置で痛みを感じる】

当院での施術

肩関節の検査

 

肩関節の位置、頸椎、肩甲骨、鎖骨などを整えていきました。

 

加えて、肩の痛みに関しては、重心の位置も大きく関係しているため、骨盤を含めた全身のバランスも整えるよう施術を行いました。

 

ご両親とよく一緒にご来院されていたので、当院には慣れていらっしゃいましたが、施術を受けるのは初めてで、多少関節を動かす際に痛みがあったかとは思いますが、耐えてくださいました。

 

施術後の変化

 

施術後、肩関節の位置を確認したところ、前方に転移していた関節が元の位置に戻っていました。

 

その後、実際に投げる動作をしていただきましたが、痛みがなくなっていました。

 

施術の翌日も野球の練習と試合があるとのことだったので、「痛くないかな」と心配しながら投げると、投げ方を崩す可能性もあるので、少し時間をおいた方が良いかもしれないとお話して、後日、ボールを投げてみても痛みを感じなかったとのことです。

 

経過

 

初回前 → 右肩が痛く、ボールを投げられない

初回施術後 → 痛みなく投げられるようになった

 

1週間後 → 痛みなく投げられている

 

現在 → 痛みで投げられず、試合にも出られなかった状態から、痛みなく以前のように投げられている

施術者の考察

 

よく肩や肘の痛みに関しては、「投げすぎ」だと言われることがあります。

 

もちろん、そうした経緯もあるでしょう。

 

しかし、それだけが原因でもありません。

 

たくさん投げても、痛みが出ない方はいらっしゃいます。

 

つまり、「投げ方」にも問題があるのです。

 

今回も、キャッチャーとして返球が雑になってしまっていたという経緯があり、肩に負担がかかってしまう投げ方になってしまったのだと考えられます。

 

もちろん、「投げ方の正解」は人によって変わるため、一概にどれが正しいとも言えません。

 

ただ、負担のかかる投げ方(自分自身で違和感がある場合など)は、分かることがあります。

 

肩の痛みに限らず、肘の痛みなども、「手首の使い方」も関係しますし、実際に上肢を触診すると、どこに負荷がかかっているかも分かることがあります。

 

さらに成長期のお子さんは、身体の成長のスピードに動きのバランスが追いつかないことがあります。

 

その結果、肩や首、肩甲骨などの動きに偏りが生まれ、特定の部分に負担が集中してしまうといったこともあります。

 

今回のケースでは、痛みのある肩だけでなく、周囲の関節の位置や動きを整えたことで、投げる動作がスムーズになったと考えています。

 

ただし、お子さんの場合、症状が軽くなっても無理を続けると再発や悪化につながることがあります。投球数や練習量、休養についても、保護者の方、指導者の方と一緒に考えていくことが大切です。

 

このような方はご相談ください。

 

  • 野球をしていて、肩やひじが痛くて投げられない
  • 子どもが「肩が痛い」と言うが、どうすればよいかわからない
  • 整形外科では「異常なし」と言われたが、痛みが続いている
  • 痛い場所だけでなく、身体全体を見てほしい
  • 子どもが好きな野球を、痛みなく続けさせてあげたい

 

その他、野球に限らず、バドミントンやテニスなどで肩や肘を痛めた方もご相談ください。

 

四十肩・五十肩の痛みにも対応しています。

 

よこはま山手治療院