高血圧
高血圧の治療について
当院には、「高血圧」でお悩みの方、
また腰痛などの治療で通院されていて、
「高血圧」のお悩みを相談されるといったことも多々あります。
・毎日、降圧剤を服用している
・健康診断のたびに、高血圧を指摘される
・家族にも心配されている
・塩分を制限され、食事が美味しくない
などなど、様々なお悩みのお声をいただきます。
高血圧の治療について
では、実際に当院で行う治療についてご説明して参りたいのですが、
その前に…
患者さんとお話していて、高血圧の実際のメカニズムについて、
ご存じでない方が多いことに気付きました。
皆さん、何となく
「高血圧は良くないもの」
「血圧が高い=健康でない」
といった認識があるだけで、
なぜ血圧が上がるかまでは、ご理解いただいていないようですので、
簡単にご説明いたします。
血圧とは
血圧=心拍出量×末梢血管抵抗
といったことが言われていますが、
血圧が上がる要因としては、これから簡単に申し上げます。
まず、全身の細胞は、血液中から酸素と二酸化炭素を交換しています。
その「血液」は、心臓からのポンプ作用で身体全体に血液を送っています。
細胞に血液が届かない状態、つまり「血栓」などで血液の流れが遮断された場合、
遮断された部分の細胞は死んでしまいます。
身体は、そうならないように、血圧を上げて、
全身の細胞に血液を送る必要があります。
ですから、血圧が上昇するということは、
身体がそうする必要があると判断したということですね。
身体が、心臓のポンプを強くして、血液を送る必要があるから、
血圧が上がるわけですので、それだけを見ると、問題がないように思えます。
高血圧の問題点とは?
では、高血圧の何が問題なのでしょうか?
日々、「高血圧は悪である」と言われていますが、
上がり過ぎると、血管に負担がかかり、
「動脈硬化を起こしてしまう」→「脳や心臓の血管障害を引き起こす」
といったことが、書かれていることが多いですね。
しかし…
血圧は本当に下げなければいけないの?
これは、本当なんでしょうか?
「動脈硬化」とは、血管が弾力を失ったり、
血管の内部が狭くなる状態のことを指します。
高血圧が続くと、血液の圧力に耐えるために、
動脈の血管壁が厚くなり、血液が流れる内腔は狭くなります。
また、血管が傷つくと、コレステロールなどの脂質がたまりやすくなり、
さらに内腔は狭くなります。
そうすると、血液の流れる抵抗が増え、血圧はますます上昇します。
つまり、高血圧→動脈硬化→高血圧、という悪循環が、
さらなる動脈硬化を促進するのです。
といったことが、あるサイトに書かれていましたが、
「血管」とは、水道のホースのようなもので、流れているものが水であれ、
いくら蛇口を回そうが、ホースの内部は傷つくのでしょうか…?
圧を高めただけでは、血管の内部は傷つきません。
それを言うのであれば、
24時間血液が流れているわけですから、
血圧が高かろうが、低かろうが、遅かれ早かれ、
必ず動脈硬化になるということですよね。
高齢になっても、血管が元気な方も大勢いらっしゃいます。 ですから、これはあまり正しくないような気がします。
むしろ、問題は血管の内部が狭くなるのは、
血圧の高さが問題なのではなく、食事内容であったり、「流れている血液」に問題があるのではないかと思います。
血液中に流れる糖分であったり、そういったものが血液の流れを悪くし、
血管内部にゴミが溜まることが、血管の内部を狭くしている要因であって、
高血圧は、流れが悪くなってしまったために、心臓からのポンプ作用を強くして、
全身に血液を送る必要があるために起こってしまうのではないでしょか。
むしろ、降圧剤などで、無理に血圧を下げると、
必要なところに、血液が届かない状態になるということです。
誤った情報に…
あまりこういった内容ばかりでも、過激になり過ぎてしまいますが、
現在では、
「血圧は下げる必要はない」
と医師が言うような時代になって来ました。
年齢が上がれば、少なからず血管の内部がもろくなったり、
ゴミが溜まる場合もあります。
そうすると、血液の流れが悪くなります。
ということは、そのままだと、全身に血液を送れないということになりますよね。
それでは困るので、身体がポンプ作用を強くする必要があります。
つまり、血圧を上げる必要があるのです。
無理に血圧を下げると…
身体が必要だと認識して、血圧を上げるわけですので、
「降圧剤」などで無理に血圧を下げると、
今度は、必要なところに血液が届かなくなるという現象が起きます。
・手足が冷えるようになった
・やる気がなくなった
・ボーっとする
こういったことが、降圧剤を服用するようになってから
起こるようになったといったお声を聞きます。
血圧を下げることで、身体の末端に血液が届かなくなりますし、
脳への血流も悪くなりますので、
「何もしたくなくなる」というようなことも起こるようです。
高血圧には、こんな治療をします
ということで、「高血圧」でも、無理に下げる必要はないことが少しは、お分かりいただけたと思います。
血圧は、ちょっとしたことで変動するものです。
例えば、自宅で測ると正常値なのに、
病院で測ると緊張してしまって、血圧が高くなるという人が、
自宅では正常だと言っても、医師から見たら、高血圧ということになってしまうので、
降圧剤を処方されるというケースも多々あります。
「降圧剤は一生服用しなければいけない」ということも、
正しくはありません。
やめて、元気になったという方もいらっしゃいます。
まずは、正しい知識を持つことが大事です。
必要なことは…
とはいえ、「高血圧」と聞くと、良いイメージはないですよね。
あまり高くない方が…
とお考えの方もいらっしゃると思います。
そのお考えはよく分かります。
しかし、本当に必要なのは、「降圧剤を服用する」ことでしょうか?
必要なのは、自分で下げることですよね。
・運動
・毎日を穏やかに楽しく過ごす
・ミネラルの入った良い「塩」を摂る
などなど、そういったことが必要になって来ます。
塩分は、悪者にされがちですが、悪いのは、「塩分」ではなく、 「塩」の質です。
「天日干しされた良い塩」を摂ることをおススメしておりますが、 「塩」に関しても、最近は様々なことが言われています。
良いものを選んで摂れば、 むしろ健康になれるはずです。
当院での治療について
まずは正しい知識を持っていただくことが大事で、
その後、腎臓や自律神経を整えるような施術を行います。
治療後は、血液の流れが良くなりますので、
確実に血圧は下がるはずですが、それは一時的なものです。
ご自分で、運動や日常で気を付けていただくことも必要です。
血液中の「糖分」は、血液の流れを悪くしますので、
食事内容も気を付けることが大事ですね。
お気軽にお問い合わせください。
上記の内容は、腎臓や心臓など内臓に異常のない方へのものです。
心臓・腎臓など、内臓に異常がある方は、医師に相談してください。
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